日本の5月は、春のやわらかさが少しずつほどけて、初夏の気配が入りはじめる時期です。
晴れた日は空気が軽く感じられ、外に出るのも心地よくなる一方で、日差しの強さや暑さも少しずつ増していきます。
ただ、この季節は単純に「過ごしやすい時期」というだけではありません。
体の中では、春に溜まっていた重さが抜けきらないまま、夏の熱が入りはじめるという、少し不安定な変化が起こっています。
さらに日本では、その先に梅雨が控えています。
乾いた夏に移る前に、再び湿り気の多い季節へと入っていくため、5月はちょうどその間にある、短い移行の時間でもあります。
アーユルヴェーダで見ると、この時期は季節が切り替わる「境目」にあたります。
だからこそ、無理に整えようとするよりも、軽やかに次の季節へ渡っていくことが大切になります。
この記事では、そんな5月を心地よく過ごすための考え方や整え方を、アーユルヴェーダの視点からやさしく整理していきます。
4月の記事はこちら!
🎏 アーユルヴェーダ的に見た「日本の5月」
日本の5月は、春のやわらかさがまだ少し残りながらも、初夏の気配が入りはじめる時期です。
晴れた日は空気が軽く、風も心地よく感じられますが、日差しは少しずつ強くなり、体の中には春とは違う熱の気配も生まれてきます。
アーユルヴェーダで見ると、この時期は春のカパが少しずつほどけながら、夏のピッタが入りはじめる移行の季節にあたります。
つまり、春の重さがまだ完全には抜けきっていない一方で、暑さや乾きの要素がじわっと混ざってくる、少し不安定なタイミングでもあります。
さらに日本では、その先に梅雨が控えています。
乾いた夏へまっすぐ進むのではなく、再び湿り気の多い季節へ向かっていくため、5月はその手前にある、短くて大切な「渡り」の時間ともいえます。
だからこそこの時期は、無理に何かを変えようとするよりも、
春の重さを引きずらず、次の季節へ軽やかに移っていくことが大切になります。
🫠 5月に感じやすい体と心の変化
日本では5月になると、「5月病」という言葉を耳にすることがあります。
新しい環境に慣れようとした4月の緊張がゆるみ、
疲れや気分の落ち込みを感じやすくなる時期。
これは季節そのものというよりも、新生活や社会の流れによる影響が大きいとされています。
ただ一方で、5月は体の面でもバランスが揺れやすい時期です。
春の重さが抜けきらないまま、夏の熱が入りはじめることで、なんとなく調子が整いにくい状態が生まれやすくなります。
たとえば、こんな感覚が出てくることがあります。
- なんとなく体がだるい
- 気分が上がりきらない
- 急に暑さを感じて疲れやすい
- イライラや焦りが出てくる
- 食欲が安定しない
こうした変化は、どれかひとつの原因ではなく、
社会のリズムと季節の変化が重なって起きている状態ともいえます。
だからこそ5月は、「しっかり整えなきゃ」と力を入れるよりも、
自分の状態に気づきながら、少しずつバランスを取っていくことが大切になります。
🌦️ なぜ5月はカパとピッタが重なりやすいのか
アーユルヴェーダでは、季節の移り変わりにあわせて、体の中のドーシャのバランスも変化すると考えられています。
春は、冬のあいだに溜まっていたカパ(重さ・湿り気)が前に出やすい季節でした。
そのため4月までは、眠気やだるさ、体の重さを感じやすい時期でもあります。
一方で5月になると、気温や日差しが強まり、ピッタ(熱・乾き)の要素が少しずつ入りはじめます。
ここで大切なのは、カパが完全に抜けてからピッタに切り替わるわけではない、ということです。
実際には、カパの重さがまだ残る中に、ピッタの熱が重なってくるような状態になります。
たとえば、春の名残で体は少し重たいのに、日中は急に暑く感じる。
すっきりしないまま、気持ちだけが少し焦るような感覚。
こうした状態は、カパとピッタの両方が影響している、この時期ならではのバランスです。
さらに日本の場合は、その先に梅雨が控えています。
乾いた夏へとまっすぐ進む前に、再び湿り気の多い季節へ向かうため、この移行の時間が短く、変化がまとまりきらないまま次へ進んでいくのも特徴です。
だからこそ5月は、どちらかに整えようとするよりも、
変化の途中にあることを前提に、やさしくバランスを取っていくことが大切になります。
🍃 5月は「軽やかに渡る」月
アーユルヴェーダの流れで見ると、5月は何かを強く整える月というよりも、次の季節へ無理なく移っていくための時間にあたります。
4月は、冬に溜め込んだ重さを少しずつ流していく時期でした。
その流れを受けて5月は、軽くなりはじめた体をそのまま次の季節へつなげていく段階になります。
ただ、この時期はまだ春の重さが残っている一方で、夏の熱も入りはじめています。
どちらかに寄せすぎると、かえってバランスを崩しやすくなるのも特徴です。
だからこそ5月は、無理に変えようとするのではなく、
「少し軽く、少し涼やかに」整えていくことが大切になります。
たとえば、重たいものを控える。
頑張りすぎず、少し余白をつくる。
暑さを感じたら、やさしく熱を逃がしていく。
どれも大きな変化ではなく、少しずつ整えるための小さな調整です。
春から夏へと移るこの時期は、無理をするとそのまま次の季節に影響が残りやすくなります。
だからこそ、がんばるのではなく、軽やかに渡っていくことを意識するのが、5月らしい過ごし方です。
🤲 サートミヤ的・5月との付き合い方
5月は、晴れた日が多く、空気も軽く感じられる季節です。
「過ごしやすい時期」と言われることも多く、どこか明るいイメージを持たれやすい月でもあります。
だからこそ、その空気に対して、
「元気に過ごさなきゃ」
「もっと動けるはず」
と感じてしまうこともあるかもしれません。
けれど、ここまで見てきたように、5月は体の中ではまだ移り変わりの途中にあります。
春の重さが残りながら、夏の熱も入りはじめる、不安定な時期です。
そのため、思ったより動けない日があったり、気分が整いきらなかったりするのも、自然なことです。
アーユルヴェーダには、「サートミヤ(相性)」という考え方があります。
同じ季節でも、感じ方や合う過ごし方は人それぞれ。
その日の体調や気分によっても、心地よさは変わっていきます。
たとえば、外に出るのが気持ちいい日もあれば、
静かに過ごしたほうが落ち着く日もある。
どちらが正しいということではなく、今の自分に合っているかどうかが大切です。
季節のイメージに自分を合わせようとするのではなく、
今の自分に季節を少し寄せていくような感覚。
軽やかに見えるこの時期だからこそ、
無理をせず、整いきらない日もそのまま受け入れていくことが、
5月を心地よく過ごすためのひとつのヒントになるかもしれません。
🧺 初夏へ向かう5月に寄り添う、かいらりのアイテムたち
5月は、春の重さを引きずりすぎず、でも夏に向かって無理に背伸びもしすぎない、軽やかな渡り方を大切にしたい時期です。
そんな季節には、食事や過ごし方だけでなく、身につけるものや日々の小さな道具も、気分を整える助けになってくれます。
梅雨に入る前のこの時期は、外に出る足どりもまだ軽く、
今だからこそ楽しみやすいものがあります。
ここでは、5月の空気に似合う、かいらりのアイテムをいくつか紹介します。
無理に整えようとするのではなく、気分まで少し軽くなるようなものを選んでみるのも、この季節らしい付き合い方かもしれません。
💃 足もとにリズムを添える|パーヤルジュッティ
5月の軽やかさに似合う一足として、まず紹介したいのがパーヤルジュッティです。
パーヤルシリーズは、カシーダやチカン刺繍のジュッティに、銀色の金属のパーヤルをあしらったデザイン。
歩くたびにその飾りが小さく揺れて、足もとにやさしい可愛らしさを添えてくれます。
華やかすぎず、それでいて、ふとした動きの中で少し気分が上がる。
そんな軽い高揚感は、春から夏へ渡っていく5月の空気ともよく合います。
雨の多い季節に入る前だからこそ楽しみやすい、今の時期らしいジュッティ。
足もとから気分を軽くしたい日に選びたくなるシリーズです。
🌿 肌を軽く整える|バジル&サンダルウッドのボディーパウダー
少しずつ暑さを感じはじめる5月は、肌のべたつきや重さが気になりはじめる時期でもあります。
そんなときに取り入れやすいのが、ボディーパウダーという選択肢です。
汗や湿り気をやさしく整えながら、肌の表面をさらっと軽くしてくれます。
かいらりで扱っているバジルとサンダルウッドのボディーパウダーは、インドらしいハーブの香りが特徴。
サンダルウッドの落ち着いた印象と、バジルのすっきりした軽さが重なり、暑さを感じはじめた体をやさしく整えてくれます。
アーユルヴェーダの考え方で見ると、5月は春のカパの重さがまだ少し残りながら、夏に向かうピッタの熱も入りはじめる時期です。
そのため、湿り気や重たさをためこみすぎず、でも熱がこもりすぎないように整えていくことが大切になります。
このボディーパウダーは、カパの重さやべたつきが気になるときにも、ピッタの熱やこもり感が気になるときにも、5月らしいバランスで取り入れやすいアイテムです。
日本ではあまり見かけないアイテムですが、
「少し軽く、少し涼やかに」過ごしたい5月には、日々のケアとしてちょうどよく感じられます。
無理に整えようとするのではなく、肌の感覚から少しずつ軽くしていく。
そんな使い方が、この季節にはよく似合います。
🍵 内側から軽やかに整える|モリンガ&ハイビスカスのハーブティー
5月は、体の中にも少しずつ暑さが入りはじめる時期です。
外は過ごしやすくても、気づかないうちに熱がこもりやすくなっていることもあります。
そんなときは、日々の中で無理なく取り入れられるものとして、ハーブティーもひとつの選択肢になります。
モリンガとハイビスカスをブレンドしたこのお茶は、さっぱりとした飲み心地が特徴。
ハイビスカスのすっきりした軽さと、モリンガのやさしいバランスが重なり、体の内側を軽やかに整えてくれます。
アーユルヴェーダの視点では、5月はピッタの熱が入りはじめる時期。
このお茶は、そうした熱をためこみすぎないようにしながら、カパの重さを残さず整えていく感覚で取り入れやすい一杯です。
強く冷やすのではなく、少しずつ軽くしていく。
そんな5月の過ごし方に、静かに寄り添ってくれるハーブティーです。
🫶 まとめ|軽やかに、次の季節へ渡っていく
5月は、春の重さがほどけていく一方で、夏の気配も入りはじめる、移り変わりの季節です。
アーユルヴェーダで見ても、カパとピッタが重なり合う不安定な時期。
体も心も、どこか整いきらない感覚があっても不思議ではありません。
だからこそこの季節は、無理に整えようとするよりも、
軽やかに、少しずつ次の季節へ渡っていくことが大切になります。
食事や過ごし方を少し軽くしてみる。
肌や体の感覚をやさしく整えてみる。
気分が上がるものを、無理のない範囲で取り入れてみる。
どれも大きな変化ではなく、日々の中でできる小さな調整です。
そうした積み重ねが、季節の移り変わりを心地よくしてくれます。
整いきらない日があっても大丈夫。
少し軽くなれたと感じる瞬間を大切にしながら、
自分のペースで、この季節を渡っていけたら十分です。
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