シーシャジュエリーとは?
きらきらと光る、小さな鏡。インドの市場で初めて出会ったそのアクセサリーは、どこか懐かしくて、不思議な魅力を放っていました。
それが「シーシャジュエリー」と私たちが呼んでいる、インドの伝統刺繍“シーシャ刺繍(Sheesha embroidery)”を使ったアクセサリーです。今回は、その背景や呼び名の由来について、少しお話しさせてください。
インドの伝統技法「シーシャ刺繍」
「シーシャ刺繍」は、主にインド西部のグジャラート州やラジャスターン州で受け継がれてきた伝統的な手刺繍の技法です。布の上に小さな鏡(glass mirror)を縫い留めることで、衣服や装飾品に独特の輝きを加える装飾文化のひとつ。
“シーシャ(Sheesha)”とはヒンディー語で「鏡」のこと。英語では「ミラーワーク(Mirror Work)」とも呼ばれています。元々は衣服や布製品に用いられることが多く、村の祭礼衣装やクッションカバー、タペストリーなどでもよく見かけるデザインです。
雑貨屋かいらりで“シーシャジュエリー”と呼ぶ理由
本来「シーシャ刺繍」は、アクセサリーではなく、衣服や布製品の装飾技法です。でも、インドでは近年、伝統刺繍をモチーフにしたピアスやネックレスなどが登場するようになり、私たちも現地でそれらのアクセサリーを仕入れています。
そのため、雑貨屋かいらりではこれらのミラーワークを使ったアクセサリーを、親しみを込めて“シーシャジュエリー”と呼んでいます。
呼び方としては少しイレギュラーかもしれませんが、名前を聞いた時に「鏡が入ったキラキラしたアクセサリーだ」と想像できる、そんな分かりやすさを大事にしています。
鏡に込められた意味
ミラーワークは単なる装飾ではなく、そこには深い意味が込められていると言われています。古くから「鏡には邪悪なものを跳ね返す力がある」と信じられ、お守りのような役割を果たしてきました。
光を集め、反射し、きらめくその存在は、持ち主の心を明るく照らすもの。そんな意味を知ると、小さな鏡がとても愛おしく思えてきます。
小さな鏡に宿る物語を、身につけて
雑貨屋かいらりでは、そんな物語をまとったシーシャ刺繍のアクセサリーを、ひとつひとつ丁寧に仕入れています。異国の文化に触れたときのときめきを、そのまま日常に持ち帰ってもらえたら嬉しいです。
当店で扱うシーシャジュエリー
もし「このきらめき、気になる…」と思ったら、ぜひ一度チェックしてみてくださいね🪞
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